Chiaroscuro

先月、ギャラリーGで開催していた石河真理さんの写真講座に参加してまいりました。私は、カメラに関してはまったく無知でして、しぼり、とかシャッタースピードのことについても知識がほとんどない状態でしたので、基礎の基礎を教えてくださいということで、いってきました。確かに学生時代、写真の授業もすこしばかりあったので現像なんかもトライしたことあったんですが、、、真理さんのお話を聞いているうちに、いろんな事が繋がってきました。漠然と。ウィキペディアによると....

写真(しゃしん、寫眞、英語: photography)とは、
              狭義には、レンズを通して対象を結像させ、物体で反射したおよび物体が発した光を感光剤に焼き付けたのち、現像処理をして可視化したもの。このとき、感光剤に焼き付けるまでを行う機器は、基本的にカメラと呼ばれる。
              広義には、電磁波粒子線などによって成立する、弁別可能で存続性の高い
英語 "photograph" という語は、イギリス天文学者ジョン・ハーシェルが創案した。photo- は「光の」、-graph は「かく(書く、描く)もの」「かかれたもの」という意味。"photograph" から、略して "photo"フォト)と呼ぶこともある。

ほー。。。。
写真家である真理さんは常に『光』を意識して毎日過ごしされているんだなと、、講座を受けながら感じました。絵画や映画についても同じで。私たちは光が当たることによって生じる明暗によって物を見分け、明暗を利用して、物の形を表現することができる。Chiaroscuro(キアロスクーロ)っていうイタリア語で『明暗』を指す美術用語がありますが、キアロスクーロによって明るい部分と暗い部分の対比関係からその変化をとらえて、立体感を表したり、ドラマティカルに見せる効果を試そうと芸術の分野においても常に意識されてきたことだったんだな。。。。自然主義の写実的な再現よりも個人的な内面感情を表現することに重きをおく表現主義の芸術。外から人間に向かって入ってくる印象(impression)と対をなす人間の内なるものの外への表現(expression)。ドイツ表現主義の映画にキアロスクーロが多用される、なんて学生の時の授業のノートに記した記憶がありますが。今頃になってあの頃勉強したことが深い意味でストンと落ちた今日この頃。

真理さんの写真講座が終わって夜の帰り道にiphoneで撮ってみた私なりのキアロスクーロ。


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